べるべる研究日誌

なんでもやる系エンジニアの日々

知っている事と生み出す事

最近はいろいろなプロジェクトに関与しているのだけど、どうもマネージメントな人と話が合わない。「技術は知っているから時間と金があればできる」という方針に納得できない。

ちゃんとした製品を作り出すには、机上で知ってる基礎技術だけでは完結しない。それで終われるのは大学の研究室くらいじゃないかと。実際にはその後に試行錯誤し、ノウハウや経験を投入し、テストや改良を加えたところで初めて「使える」製品になると思う。

だから独自技術とか低コストとかそんな夢にこだわるよりも、いかに素早く最初に物を出すかが重要じゃないかと。特に流れの早いWeb系の業界を見ているだけに、ゆっくり企画をしながら「次回の会議は1ヶ月後で」とか言っているペースでは1つの物を作るのに2−3年かかってしまうんじゃないかと。

いろいろ意見はしてみるけど、決定権の無い立場ではさらっと流されてしまう。もちろん、聞いてくれる人はいるわけだけど、流れはなかなかその方向には進まない。

現場の人はどう思っているのだろう?