ドコモから…
iPhone 4's Retina Display v.s. iPhone 3G / Yutaka Tsutano
10日の発表を前に複数ソースから「ドコモからiPhone」の記事が出てきたようですね。扱わない方がキャリアとしての特徴を出しやすく、減少はあるもののAndroidに独自メニューをのせたりと戦略的に動けると思うのだが、これといった策もなく大量流出に我慢しきれなくなったのだろうか。
本当だとしたら日本での端末の情勢が一気に変わる大事件。ドコモがiPhoneを扱わない事で多くのユーザーをAndroidに誘導し、その中で経済圏を構築できていたのになんともったいない事だろう。iPhone下火報道を繰り返していたのが無駄になり、ガラスマは絶滅への道をたどるのではないだろうか。
auは電波にこだわる人のMNPが多いので、過去の通信障害やらLTEの現状からいくと戻りたがる人も多いだろう(先日の記者会見はその布石と思われる)。ソフトバンクは家族割やらiPhone戦略で得たユーザーを電波改善やらサービスと縛りでで繋ぎ止める事に成功しているため、それほど純増数的には大きな影響は出ないのではと思っている。
自分の今後の流れ予想は以下のような感じかな。
- ドコモから発売も20日は間に合わず販売数も少なく半年以上は厳しい争奪戦となる。
- フル機能への対応はauの時と同じく一部機能非対応で開始
- auの800MHz LTE非対応、TD-LTEは開始時期10月アナウンスで乗り切る
- SBは念願のTD-LTEを投入&プラチナ領域をLTE化(ただ効果は疑問か)
日本の携帯業界が恐れていたiPhone総取りの時代の幕開けとなるのか、キットカットを食べながら10日の発表を見る事にしようと思う。
(このブログはモバイル業界をウオッチしている個人が執筆しました)