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べるべる研究日誌

なんでもやる系エンジニアの日々

深圳・大人の社会科見学(2)

これは深圳・大人の社会科見学(1)の続きです。

MakeBlock

http://www.makeblock.cc

日本だと工業系でお馴染みのミスミのアルミフレームの小型版のような物をキットとして出しています。このフレームが非常に良く出来ていていろんな位置でネジ止めできるように穴が等間隔にあいていたり、溝が切ってあったりします。大きな物をつくるにはちょっと剛性が不安ですが、XYプロッターや3Dプリンターも作っていました。大人のレゴみたいな感じで質感も非常に良かったです。ギア関係はこだわりがありそうで溝も自由に増やせるようなパーツになっていてよくできていました。後から買わなかったのを少し後悔しました。

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制御用のArduinoボードもモジュラーコネクターで繋げるようになっていたり、Scrachから操作できるようなっていたりして作りやすくなっていました。GROVEと同じでモジュラーの分大きくなるのですが、教育用としてはカッチリはまるので手軽でいい仕組みだと思いました。Scrachもモジュールもきちんと作ってありました。

SeedStudioもそうですが、こういう質の良いプロダクトをインターネットで世界中に売ることができて、外貨を稼ぐことができている事がすばらしいです。

日技城工業園

http://www.technocentre.com.hk

「それ外していただけますが?」といわれて、今回の訪問でたぶん高須さんが唯一ネコミミを外した場所。説明資料がきちんと準備してあったり、「今日の目的をまずお聞かせください」...と言われるなど最初に日本っぽいマジメさを感じて、ゆるゆるとした一行に緊張が走りました。

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日系企業の海外進出を手助けするサービスを提供している工業団地のような場所。会社設立、ライセンス取得、人材募集、基本的なマネージメント...等、中国独自のルールを熟知してやってくれるようです。

話は非常に興味深く、中国での人材に関して「離職率100%以上」「自動車工場が人気で給与も高くボーナス24ヶ月分」とかおもしろい話が続々。日本企業から見た中国というのを実感として聞くことができました。また、「旧正月の帰省で半分しか帰ってこない」とか「隣が数十元高いから翌日から来なくなる」という雇用上の苦労もいろいろ話してくださいました。

一部みせていただいた工場(撮影禁止)はこれまでの工場とは全く違い床も綺麗で整理整頓されていて、品質に対する意識の差というのをすごく感じました。実は、会社で中国の感想として一番ネタになったのはここの人材の話しでした。

JENESIS

http://jenesis.jp/index.html

工場内見学と、代表の藤岡さんに話を聞くことができました。中国で日本向けのスマホタブレットや小型ガジェット系を作っている会社です。geaneeとかのブランド名で出していたり、代表の藤岡さんはDMM.make AKIBAで製造に関するメンターとしても加わっていらっしゃるとの事で、ベンチャー向けのプロダクトづくりの支援もしているようです。

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日本向けという事で工場の中は非常に綺麗で、アセンブリを自社でやるのは品質のためとの事。部品も検査しないと不良品を混ぜられるし、「箱を開けた不良品」は日本では絶対ダメなので全数検査が必要との事。作業ラインにもマネージャーが常時ついていて、きっちり指導していました。最初の時の製造の苦労とかも話して

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どのくらいから中国で生産できるかについてですが、受託の合計金額ではなくてロット数が必要との事。iBeacon関連のものなどは1000円程度で作れるのでそれが1000個あればビジネスとして十分受けれるのとの事でした。

また、話の中で「まだまだここではコピーを作る事はできるが、1から物を作るのはまだまだ難しい」「物自体にこだわりすぎず、サービスで勝負する必要がある」という言葉が製造ビジネスをしている人の実感として印象に残りました。

まだまだ

まだまだ続きます。