べるべる研究日誌

なんでもやる系エンジニアの日々

海の水が水道水になるまで

ネットサーフィンは荒波の中が常だった。玉石混交というかゴミばかりで信じられるものは僅かだった。回線は遅く混雑し、メールは届かない事もあったしデーターは欠けることすらあった。たった1MBのデータを送って怒られたこともあった。そもそもネットを使える人は少なかったので独自のコミュニティが形成されていた。

いつのまにか波は穏やかになり、普通の人が当たり前に使うようになった。ネットは真水になりそしてインフラとなった。少し不純物が混じると問題になるようになった。本質は同じであっても、使い方が変わりその物に対する要求も変わっている。毎日見ているだけに、その変化に気づきにくい。

荒波の中を航海している若者だったはずなのに、いつの間にかお風呂の中でぼんやりしているオッサンになってしまっているようだ。