べるべる研究日誌

なんでもやる系エンジニアの日々

自分のためのオープンソース

ReactOS開発一時停止、Wine開発にも影響か? | スラッシュドット・ジャパン

Windows互換のReactOSの開発者の一部が流出したコードを流用したため、開発が停止したとのこと。HAL(Hardware Access Layer)の部分ということで、これはコードを流用するのとしないのでは大きく差が出て来る部分でしょうね。ま、気持ちは解らなくもないですが軽率すぎると言わざるを得ないでしょう。

流出したソースを見たというのは問題外ですが、見たり書いたりしたコードは頭に少なからず残っているわけで、意図的で無い場合でも証明が難しい場合もあります。仕事で書いたコードやフレームワークを、後で自分で書き直したら前よりいい物ができてしまったりすることもあります(笑。この場合は(実際にはそうであっても)1から書いたから、自分のものだとも言いにくいわけで...。

「ひとりが実物を解析して文書を書き、別の人がその文書だけをもとにコーディングする」
という手法(クリーンルーム方式)で修正していく予定だそうですが、大変そうですね。文章に起こすだけでも十分に作業量ありますよね。ところで、Web系のプログラムはネット上の著作権の曖昧なサンプルを参考にして書いてしまう場合もあったりするので、仕事でちゃんとやる場合は気をつけないといけないですね。JavaScriptなんかは特にソース見えちゃうし。

後ろ指さされないように自覚を持つという意味で、「自分のためのオープンソース」も大事かもしれないな、とちょっと思った今日この頃でした。