べるべる研究日誌

なんでもやる系エンジニアの日々

二種電気工事士の筆記試験を受験してきました

ここ1ヶ月弱程は二種電気工事士の筆記の勉強をしていました。仕事的にやや煮詰まっているので新しい事をして脳みそを活性化させる作戦です。

昔から電子工作少年だった自分には、電気工事って近くて遠いものでした。コンセントをいじれて国家資格が必要。家のコンセントとか電気設備の増設に憧れていました。いつかは...と思っていて去年取得を考えていたのですが、あっという間に申込期間を過ぎてしまい、ようやく今年チャレンジする事になりました。

基本的な情報は(財)電気技術者試験センターから調べる事ができます。インターネットで申込を行ないました。

試験本は「すぃ~っと合格」で始めてみました。

ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格2015年版

ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格2015年版

この本は簡単な部分から進める方式になっており、わかりやすく絵付きなのですが、要点だけかいてあります。複線図の書き方や、理論の部分の基本的なところはこれで押さえました。ただ、過去問題部分が意外と少ない事から追加で問題集を買いました。

この問題集は左右に回答が並んでおり、小さいため電車の中や空き時間でサクサクと進めるのに便利でした。最初のすぃ~っと合格のページも記述してあるのですが、基本的な回答の考え方は書いてあるため、後半はずっとこの本だけ勉強していました。ただ、理論の計算問題や複線図はどうしても書く必要があるため、結構飛ばしながらやっていました。

試験3日前に「すぃ~っと合格」の最後にある過去問を解いたところ

  • 理論部分が多く点数のポイント
  • 後半は配線図から出る形になっていて形式が違う

という事がわかり、あわてて理論の部分の計算問題を重点的に勉強しました。

試験は2時間ですが、1時間で退出。問題傾向としては過去問をしっかり抑えれば半分は脊髄反射で回答できるのですが、理論部分を落とすと点数がギリになるため注意が必要かと思います。

自己採点では88%で合格、という事で安心してコンセントとかケーブルを使った実技の勉強を初めます(ワクワク

仮面ライダードライブベルトの赤外信号の解析

うちでもブームの仮面ライダードライブ。腕のブレスと腰ベルト間で赤外線通信をしているようなので、チビが寝静まった夜中に信号を解析してみました。音量の調節機能が無いので大音響で鳴り響くため辛かったです(笑。

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最初は思いついてArduinoでやろうかと思ったのですが、手元に赤外線の送受信モジュールがなかったのでIRKITを利用しました。信号が単純なので、思ったより短時間でできました。

お家にMacがあって、Ruby使えて、IRKITを持っていて、子供が仮面ライダードライブのベルトを持っているという一般的なご家庭のみなさんはぜひやってみてください。

ただ、「カラフルコマーシャル出して!」とか言われてめんどくさいので、ブラウザーインターフェースを作ってiPadから勝手にいじらせようと思っています。

詳細情報とコマンド一覧はQiitaにまとめておきますので興味のある方は↓

Ruby - 仮面ライダードライブベルトの赤外線信号解析 - Qiita

妖怪ウオッチもばらしたくて仕方がないですw。

ドキュメントを書こう、資料を残そう

仕様書に起こせないとか、説明資料を作れないってのは甘えだよ。

自分だって世間一般のレベルから言えば、きちんと書き方を学んだレベルでは無いけれど「伝える」ために、苦労してドキュメントや資料を書いています。自分の思いや考えを口頭で言うだけでは、レベルは上がりません。また、お客さんも納得してくれません。

コードを書くだけでは仕事は成立しません。

自分に言い聞かせる意味でも、書いておきます。

仕事始め

一日遅れで今日から仕事始めです。

去年はいろいろなチャレンジをしようとキッカケ作りを進めた年でした。6月からいろいろ企んでいたのですが大きな思いはいろいろな事情もあり達成できずに終わりました。ただ、その中で気がついた自分の中の作るという欲求を2015年は大切にしたいと思います。

外との繋がりは新しい見方や目標とすることができました。作るという意味では助走段階ですがハッカソンへの参加やMaker的な事も少しづつできるようになりました。これを活かし、今年は定期的に物を作り出す事を目標として頑張りたいと思います。

年末年始

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祖母のお祝いに参加のため年末年始を離島で過ごしました。都会から来た自分達にはただの行事でしか無いのですが、母や叔父さん、近所の親戚がウルウルしているのを見ると「長く生きる」という事の重みを感じ、行事は振り返るキッカケという事を改めて感じました。

経済的に安定し、子孫が繁栄し、それぞれが成長して次世代に繋いでいかなくては家も企業同様に継続できません。これは企業存続の条件の「利益」「持続性」「成長」そのものです。子(事業)をきちんと育てる事の重要性、そして継続と拡大を個々に目指していかなければ大きくなれません。

そんな事を思いながらの冬休みでした。

深圳・大人の社会科見学(3)

これは深圳・大人の社会科見学(1)(2)の続きです。

Dangerous Prototypes

Dangerous Prototypes | A new open source hardware project every month

今回の訪問で初めて知ったのですが、エンジニア向けのプロトコルアナライザーっぽいのを作っていたりします。マンションをリノベーションしていました。都市計画の先生だったそうですが、ここに移り住んでいるとの事。どちらかというと会社というよりハッカースペース的な感じ。

基板をPCB業者に頼んでから特急料金を払えば24時間でボードが玄関に届くとか。それを利用してDirty-pcbというサービスもやっているそうです。部品は電気街で手に入るので、プロトタイプを作るには非常に効率の良い場所になっているとの事です。

電気街

ビルのフロアごとに扱っているパーツが比較的まとまっています。ただ、ビル自体がたくさんあるので、なかなか欲しい物にたどり着くのは慣れないと難しそう。店自体はたくさんあるのですが、扱っている物もそれほど違いはなく、店員さんの知識レベルも見た感じだと怪しい感じです。基本は通販(アリババとか)でやっているっぽく、店の人はパソコンいじっているだけ。上階やエスカレーターから離れた奥のほうは、部品ストックをきちんと持ったお店が多かったです。

ガッコンガッコン音のする賑やかなエスカレータがあったり。店員は若い人がたくさんいるのが特徴で子供もウロウロしている。昼ごはん時に行くといろんな匂いがしているので注意が必要です。

携帯マーケット

ファーチャンペイの南側に携帯マーケットがありました。iPhoneを10個単位ぐらいで輪ゴムでとめてあり、その中から欲しいのを選んで価格交渉をしていた。たぶん、故障品の修理や部品を組み合わせて作ったりして品質に差があるので好きなのを選ぶようになっている感じでした。

周辺のお店では液晶のアセンブリをしていたり(バラバラで入荷している)、基板のチップのハンダ付けをしていたりと、部品をお店で組み立ててまた別の店で最終製品にして売っている感じ。内職みたいなレベルでやっているので、この辺のお店で買うのはやはり品質的に危険なkな時。どのくらい安いかはわかりませんでしたが。

まとめ

深圳は昔の秋葉原のような部品屋と若い人の集まり住んでいる街でした。多くの部品にまみれた中からきっと次のMaker世代が育って行くのでしょう。SeedStudioやMakeBlockのようにインターネットを通じて世界に売っていけるリーダやプロダクトも育ってきています。素早く低価格なプロトタイピングを行うには工場と人の集まる深圳は良い街だと思います。それだけのリソースは十分に揃っています。

モノをただ作るだけでは無く、それに付随するサービスをいかに創造していくか...それはこれからの自分、そして日本に必要だという事をすごく感じた旅でした。また、遠く感じていた中国を含むアジアをすごく近く感じるようになりました。

自分はMakerとしても何も作っていませんし、初めての人達の中に飛び込む不安もありました。けれども、同じ「見たい!」という思いの共通点だけでも話題は尽きる事無く楽しい時間を過ごすことができました。

本当はまだまだいろいろ書き足りない事がありますし、キッカケとなった高須さんの熱いレポートにはかないませんが、少しでも次回以降の誰かの切っ掛けとなればと思います。